佐藤可士和展に行くべき3つの理由

Design
こんにちは。

こんにちは。しゅんです。
今回は国立新美術館で2021年5月10日まで開催されている『佐藤可士和展』のレビューです。

佐藤可士和さんは日本を代表するクリエイティブディレクターで、楽天、ユニクロ、セブンイレブンといった企業をトータルプロデュースしています。ロゴやパッケージなど、日ごろ利用している製品やサービスにもたくさんかかわっていて、当たり前のように日常に溶け込んでいることに気づいて驚くことも多々あります。

日ごろ見ているならわざわざ展覧会に行く必要があるのか。と思われるかもしれませんが、ぜひ行くことをお勧めします。

行くべき3つの理由
  • 圧倒的なスケール
  • 計算されたテクスチャ
  • 伝わるコトバ
圧倒的なスケール

まず最初に行って思ったことは、「お金かかってるなー笑」ということ、そしてそれでも違和感がないということでした。

大きな展示物がところ狭しと並び、見る人を圧倒します。大きな作品や展示物は作るだけでも相当な費用がかかります。たくさんの有名企業が特別協賛、協賛としてついていて、信頼の高さがうかがえます。

また、パンフレットやカタログのように手で持って見るものしか考慮していないと、大きくなることで気持ち悪さや違和感を感じることもあります。しかし、そこも緻密に計算し、計画されているからなのか、全く違和感がありませんでした。この展示会ではロゴのデザインは緻密で設計図も見ることができます。佐藤可士和さんの “こだわり” の一つかもしれません。

計算されたテクスチャ

THE LOGOと題した部屋では、これまで手掛けた3m大の有名企業ロゴが配置されています。色や形が異なるのは当たり前ですが、今治タオルのロゴはタオル素材、三井物産のロゴは木、団地の未来プロジェクトのロゴはコンクリート、楽天のロゴは液晶パネルでできており、ここにも “こだわり” が感じられました。

THE POWER OF GRAPHIC DESIGNの部屋はグラフィックトライアルと名付けられた展示があり、1枚の紙の上に何度もインクを塗ったり、インクによってスミの色がどれだけ違うかを印刷したりしていました。ここにも “こだわり” を感じるとともに、こういうことが好きなんだろうなと伝わりました。

このような素材やテクスチャの特徴をよく理解しているからこそ、適切なものを適切に利用できるのだと感じました。

伝わるコトバ

クリエイティブディレクターの仕事は作って終わりではなく、なぜそうなったか、何が良いのかをクライアントに説明する必要があります。佐藤可士和さんは、雑誌の対談や出版した書籍も多いことから分かるように、デザインの言語化にも優れた人です。

今治タオルのトータルデザインでは「5秒ルール」というコトバを作りました。この「5秒ルール」は今治タオルの吸水性をアピールするためのもので、ビーカーの水の上にタオルを乗せたとき、5秒以内に沈まないものは今治タオルと呼ばない。というものです。非常にイメージしやすいですし、「吸水性バツグン!」とか「○○よりよく吸水する」という表現よりも魅力が伝わります。

また、佐藤可士和さんのデザインで印象的なのは、直線が多いということです。
展覧会の音声ガイドでは「自然界には完全な直線はなく、真っすぐな線は人間の頭の中だけでつくられているもの。人間が持つ概念の象徴であり、最上の美である。」と解説されています。
自然界には曲線しかない。だから曲線が自然で美しい。と思っていた私にとっては衝撃的なコトバでした。

最後に

多くの人を惹きつけ、消費を促すクリエイティブディレクターの偉大さを感じるとともに、私自身もこのような仕事をしてみたいと思いました。丁寧さ、緻密さ、楽しみ、大胆さを持って挑んでいきます。

佐藤可士和展は5/10まで開催されていますが、混雑緩和のため事前予約が必要です。
行かれる際はお忘れなく!

佐藤可士和展
https://kashiwasato2020.com/

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